バレンタインに革命の狼煙を上げよ。
毎年バレンタインに対し抵抗運動を展開している社会活動家の僕だが、最も積極的に活動していたのは、やはり大学生の頃である。いつの時代も不平等な社会に憤りを覚えた大学生は、持て余した時間と情熱で腐った社会に革命の風を吹かそうとするものだ。
バレンタインという名の不平等に対し不平や不満を述べているだけでは駄目だ、実力行使すべし、と決起した大学生の僕は、どの女子よりも美味しいチョコを作って配る、というテロ行為に及んだ。
材料を集め練習し時間をかけて黙々と作り上げたそれをバレンタイン当日にバイト先へ持ち込むのだ、そして可愛いラッピングを施したそれを手当たり次第に目についた女子とイケメンに配ってやるのである。
これを口にした女子共は思うだろう「なにこれ私の作ったチョコより美味しい・・・」そして自分の作ったチョコを渡すのが恥ずかしくなれば良いのだ。
これを口にしたイケメン共は思うだろう「何だこれ女子のチョコより旨い・・・」そして今年もらったチョコの中で一番美味しかったのが男の手作りチョコだったという屈辱を味わえば良い。
そうして奴らのバレンタインの記憶に微妙な気持ちを刻んでやるのだ。
革命の旗を掲げよ、志を同じくする諸君が後に続いてくれる事を切に願う。
PS
ホワイトデーには女の子からたくさん手作りお菓子がもらえて嬉しいぞ♡