太郎ージョン格差問題。
トレードをしている時間はだいたいdアニメストアかAmazonプライムビデオを流しっぱなしにしている。あまり集中して見てしまうとマズいので一度見たことがあるものを流していることが多い、一度どころか二、三、四、五度くらいみているかもしれない。
最近はメンタリストを見ている。
こちらである、DaiGoではない。
ところでこのメンタリスト、カリフォルニア州捜査局が舞台となっている捜査物で基本は1話完結になっている。ただ主軸となるストーリーは全シーズンを通して、主人公の妻と娘を殺した連続猟奇殺人犯レッドジョンが誰なのか突き止め復讐をする、というものである。
さて、このレッドジョンなのだが、ジョンはアメリカで一般的な名前を付けるときに使われる名前だ、つまり日本でいうところの太郎だ。山田太郎 ≒ ジョン・スミスなのだ。
しかしなんであろうか、この太郎とジョンのイメージの違いは。山田太郎の朴訥さに対しジョン・スミスのシャープさは何だ。太郎ージョン格差問題である。
日本人は英語で言えば何となく全部スマートな感じになると思っているところがあるが、アメリカ人的にもこの感覚はあるのだろう。レッドジョンという響きは日本人的にもアメリカ人的にも連続殺人犯の通称としてありなのだ。
それに比べて太郎はどうだ、連続殺人犯に赤太郎と通称を付ける日本人はいないだろう、少なくともドラマの脚本としてそれはない、日本人が赤太郎と名付けるときはどういったときだろうか、
三重県伊勢市の和菓子「赤福」のキャラクター、赤太郎である。日本人の思う太郎とはこれだ、まさに太郎感に満ち溢れたキャラクターだ。逆に言えば赤福のキャラクターにレッドジョンという名前が付くことはないし、仮に付いたとすれば絵は絶対にこれではない。
まあそう考えれば太郎にもジョンにもそれぞれ適した役割があるのだからそれで良い様な気もしてくる。それではさらに、それぞれの役割を明確にするためにもう何人か太郎を分析してみよう。
日本で一番有名な太郎はやはり桃太郎だろう、アメリカではピーチ・ジョンだ、こいつは絶対だめなやつだ、間違いなく鬼退治はしてくれない、マイアミビーチでナンパを繰り返す日々を送っているイケメンに違いない。太郎の朴訥さがプラスに働くこともある様で安心した。そういう意味では金太郎もそうだ、金太郎が山で熊と相撲をとっているのに対し、ゴールデン・ジョンはベガスでグリズリーの毛皮の上でシガーを咥えていそうだ、ショービジネスで成功したに違いない。
だんだん太郎の方が好きになってきた、初めは太郎よりジョンの方がスマートでカッコいいなと思っていたのだが、間違っていたのかもしれない、見た目や金ではなくやはり最後は中身である、太郎の朴訥とした人柄が最後には人の心を動かすのだ。
何の話がしたかったか全然わからなくなったのでもう止めようと思う、いつもはこうなってしまったら構成しなおすのだが、今回はもうこのままで。
最後にピーチ・ジョンとゴールデン・ジョンが実在するか検索した結果を載せておきたい。
ピーチジョンは女性用の下着メーカーだったようだ。んーーいいね。
ゴールデンジョンも存在していた、俳優で作詞家で作家で映画監督だったらしい。
どちらのジョンも僕が勝手に作ったジョンと遠くはない感じなのが良い。名前から感じるイメージというのは万国共通なのだろうか。
この際、浦島太郎や麻生太郎も調べたかったが英語で何ていうのかわからないので諦めた。