アディダスの財布万能説
アディダスの財布という遊びがある、オタクがちょっとカッコつけたことを言ってしまっているのを見つけたときにやる遊びである、例えばこんな感じだ、
「俺オタクだけど流石に女の子から告白くらいされたことあるし普通の人生経験だと思ってる(オタク特有の早口)(親が買ってきたチェックシャツ))(アディダスの財布)(ベリベリ)(瞬足)(コーナーで差をつけろ)」
僕はこの手の遊びを高く評価している、というのもネット上でちょっと気に入らない発言を見かけた時の反応としては無視、さもなければ攻撃、というのが一般的だと感じるのだがこの2つはどちらも相手の発言を受け入れる姿勢が全くない。しかし相手の発言に変な言葉を付けてイジるという行為には相手の言葉を自分の側に引き込んで受け入れてやろうとする姿勢を感じるからだ。
そういった具合で僕もこの姿勢を見習おうと思ったわけなのだ、僕はポジティブメッセージが苦手だ、理由はそろそろ言わなくてもおわかり頂けていると思う、そう、僕がネガティブだからである。どのくらい苦手かと言えば、例えば、
「今日も素晴らしい出会いに感謝。」
このくらいの薄いやつでも厳しい、お母さんハンバーグにピーマン入れたでしょ?!みじん切りにしてもわかるから!入れないでって言ってるでしょ!
じゃあ食べなきゃいいでしょ!と言われるだろう、これが中二の僕なら、あー食べねえよ、俺一生ハンバーグ食わねえから!と言って部屋に閉じこもるであろう、しかしもう大人になったので自分の感覚と合わないからと言って無視したり否定するだけなのは良くないとわかっている。つまりここでアディダスの財布の出番である。
「今日も素晴らしい出会いに感謝(親が買ってきたチェックシャツ))(アディダスの財布)(ベリベリ)(瞬足)(コーナーで差をつけろ)」
これで大丈夫だ、え?ピーマン入ってたの?全然気づかなかったよ!
続けることで僕のピーマン苦手意識も克服されるかもしれない。他にも意識高い系のお言葉や識者の見解など何にでも使える、彼らにどんどんアディダスの財布を持たせていこうと思う。
追記
為替ブログ的なことを最近全然言っていないのでトレードの話をしよう。
ニュースなどで自分の持っているポジションと反対方向の見解などを見ると不安になったりしてしまいがちだが、ここでアディダスの財布の出番である。
「利上げ後退でドル、政治リスクでユーロが弱いことから、相対的に円高へ(親が買ってきたチェックシャツ))(アディダスの財布)(ベリベリ)(瞬足)(コーナーで差をつけろ)」
これで僕のドル買いポジションへの不安はまったくない、財布をベリベリさせながら言っているのだ、好きなだけコーナーで差をつけさせれば良い。