あぁ今週も誰とも会話しなかった・・・

専業トレーダー。完全無欠の引篭もり。人と一切の関わりを持たない生活。

憧れのスタイル。

僕は外見が真面目そうに見えることにコンプレックスがある、黒髪七三にしたとすればまずニートだと思われることは無いだろう、日本で一番銀行に勤めていそうなニートだ、それは盛り過ぎているかもしれないが、少なくとも本物の銀行員の中でニートっぽい見た目の人よりは銀行員っぽい見た目をしていることは確かだ。

一応断っておくと本当はニートではない、トレーダーなのだが実際の生活はニートに限りなく近い存在なので便宜上ニートとしておいただけで断じてニートではない、しかし銀行員の中でニートっぽい見た目の人よりは銀行員っぽいがニートっぽい銀行員よりもニートであることは確かだ、だが本当はトレーダーなので窓の無い資料室にいる銀行員よりは銀行員に近いニートかもしれない。無駄に混乱することを書いてみた。

ともかく、僕はどうやっても真面目そうに見えるのが気に入らないのだ、せっかく個人トレーダーというアナーキーな仕事をしているのだから見た目もそれに相応しくなりたいのだ。お仕事は何をされてるんですか?と聞きにくい感じになりたいのだ、もちろん、無職っぽいから聞くの悪いな、という意味ではない、聞いたらいけない感じの仕事を言われそうで聞けない、という意味の聞きにくい感じだ。しかしなかなかうまくいかない、こんな事を悩んでいる時点でおわかりだろうが中身は全くアナーキーではないからだ、なので結局は真面目な会社員には見えなかったとしても真面目な学生に見える程度のことにしかならないのだ。

不真面目さには方向性が2つあると思う、活力のある不真面目と活力のない不真面目だ、活力のある不真面目な人はアウトローになり、活力のない不真面目な人はニートになるのだ、僕は完全に後者である、なので後者に見える格好になるのは実は非常に簡単である、例えば髪を3ヵ月ほど切らなければそれだけ良い、だが僕がなりたい真面目に見えない姿はそういうことではないのだ、何も悪いことをしていないのに悪いことをしているに違いない顔の人が本当に羨ましい、何故悪いこともせずにあんな顔になれるのだろうか本当に羨ましい。

誰か何かいい方法を考えてはもらえないだろうか、ただし目立つのは避けて欲しい、目立ちたくはないのだ、なので金髪とかタトゥーとかは困る、変に目立ってしまう、なるべく目立たずにアウトロー感を出したいのだ、どうだろう、日本一のカリスマスタイリストを決める大会のテーマとしてどうだろう、美人を綺麗に見せるなんてことで競っても凄さがよくわからない、僕を目立たない無頼漢に出来た人が優勝だ、目立たない無頼漢とはどんなものなのか、桃源郷と同じくらい既存の方法では表現ができそうもないテーマである。