2017/3月 利上げとドル円
せっかくブログを書いているのだから記憶しておきたい値動きをちゃんと残しておこうと思った、毎日どうでもいいことを書いている場合ではないのだ。
今回の利上げの動きは典型的な「噂で買って事実で売る」の形になっている、英語で言えば「Buy the rumor Sell the fact」フランス語で言えば「Achetez la rumeur Vendez le fait」ドイツ語で言えば「Kaufen Sie das Gerücht verkaufen Sie die Tatsache」なるほど、わからん。
この動きもフランス語、ドイツ語と同じくらいわからん。
噂でワッショイしてしまった分を消すなら納得できないこともない、3月利上げが噂で確定した途端に年4回利上げだワッショイ×2と言い始めていたので、これは流石にワッショイしすぎだろう。祭りが終わった途端に、あ、うん、ごめん、年4回とか言い過ぎたわ、なんかごめん、的なことになるところまでは納得しよう。
しかしだ、安値を割っているのは何だ?だったら3月利上げ発言が出た時に何で買ったのかわからない、仮に利上げをした後に今の位置にいるのが正しいのだとしよう、正しい位置に戻ってきたのだとしよう。だとして、何で買う?噂で買って事実で売るって言葉は誰でも知っているだろう、相場は昨日今日始まった訳じゃない、もういい加減に学習して噂で買うのは止めるという風にはならないのだろうか?馬鹿なのか?為替をやっている奴は全員くそ馬鹿なのか?何度やっても学習しない人の集まりなのか?
わけがわからない、何とか論理的に納得のいく説明を付けたい。
ある日、突然に尻がとても痛くなったとしよう、「痔か?これは痔なのか?」「いやいや違うだろ、すぐ治るだろ」「え?治らん、ほんとに痔なのか?」「うわーまじかー痔なのかよー」で、病院に行って診察を受けることにする、先生「痔ですね」、「やっぱり痔なんですかぁ」。
この流れで一番嫌な気分なのはいつだろうか?おそらく病院に行くと決める前後から先生の診断を聞く前後までだろう、痔だったら嫌だなと思っていて実際に痔だったのだが確定してしまった後は嫌なのは嫌だが気が楽だろう。
これに対して、診断が決定する前に勝手に嫌な気持ちになっても仕方ないでしょ、嫌な気持ちになるなら診断を聞いてからにするべきだよ、何で勝手に先走って嫌な気持ちになっておいて診断が確定したらちょっとほっとしてるの?論理的におかしくない?と言われても、いやいや人の気持ちってそういう事じゃないじゃん、お前ロボットかよ、と思うだろう。
相場もこれと同じだと思えば納得できる気がする、論理的に納得がいく例え話を考えようとしていたのに結果、心情的に納得のいく例え話になってしまった。たぶん人なんてそんなものなのだろう、相場もそんなものなのだろう。
ところで、これが痔や水虫くらいの微妙に嫌な病気ならこの反応だが、癌だった場合はどうだろうか、これは確定してからのショックの方が大きいと思う、癌かもしれないと勝手に思ってる時の方が癌ですと確定されるよりはマシだ。つまり3月利上げのインパクトは、あなた痔ですよと言われるくらいのインパクトに過ぎないということもわかった。