繊細な企業努力に気が付かない無粋。
気づかいとは相手に気が付いてもらいたくてするものではないと思う、しかし気づかいをされていることに全く気が付かないのは無粋ではないだろうか。
他部署にも関わらずいつもさり気ない気づかいをしてくれる総務部のあの子には何かのタイミングで、いつもありがとう、と声を掛けるべきだ、それが出来る部長だ。
ところで僕はスパゲティの茹で時間を忘れるタイプの部長である。
さあ茹でようか、という段になって、あれ?何分茹でるんだったかなと、一度閉めた棚からスパゲティの袋を取り出し、茹で時間を確認、袋をしまい再び棚を締め、さあ茹でようかに戻る。
本当は部長ですらないので、ただ単にスパゲティの茹で時間を忘れる男だ。
これを毎回、あーもう、と思いながらやっていたのだが、昨日とんでもないことに気が付いた、なんとスパゲティを100gずつ束ねてある帯に茹で時間が書いてあるのだ。
この帯はいつも茹で始める直前に取っている、そのタイミングで茹で時間が確認できるのだ。わざわざ袋を見直す必要などない。なんという気づかいか。
にも関わらず僕はいつもこの帯を無造作に捨て、あーもうまた茹で時間忘れたよ、と言いながら確認するため棚を開けていた。部長に昇進しない訳である。
毎回さり気なく帯に茹で時間を書いてくれていた総務部のあの子も「あ・・・。」と思っていたに違いない。
改めて書いておくと、帯に茹で時間が書いてあるのはマ・マーのスパゲティだ、マ・マーのスパゲティ以外がこうなっているのかは知らない。もしかすると他のスパゲティも全てそうなのかもしれないが知らないので、ここではマ・マーのスパゲティはすごいということにしておく。
さらに念のため書いておくと帯に茹で時間を書いているのは総務部のあの子ではない、そんな子は存在しない、実際にはマ・マーマカロニ株式会社の製造部のあの子が書いている。いつもありがとう、と言いたい。
ピッチャーが悪いから打てません。
昨日の朝ボラの取り立てに行ったところ、NYタイムにボラを出して来た。
やはりボラを隠し持ってやがったのだ、油断ならない奴である。
しかし、本来こんな事を言っていては駄目なのだ。
今日は自戒の念を込めて、自分に対する反省文としよう。
「相場が悪い」というのは最悪の言い訳である、まだ「RSI使えね」の方がマシだ。
インジのせいにするというのは野球で言えば打てないのをバットのせいにしているのと同じだろう、それもどうかと思うが、相場のせいにしているのはもっと駄目だ、相場のせいにするのは打てないのをピッチャーのせいにしている、最悪である。
「今日のピッチャー何あれ?緩急とか付けてくんのうざい、やめて欲しい」
「あのフォーク落ちすぎ、あんなに落ちるとか無いわ、マジくそ」
「高めの球しか投げないとか馬鹿かよ、高め高め低めだろ普通、馬鹿過ぎて打てんわ」
直ちに戦力外通告すべきだ、こいつは絶対に打てる様にならない。
一昨日の僕がこいつと同じである、
「今日のピッチャー球が遅すぎ、あれじゃタイミング合わん、もっと早く投げろよ」
「あの球じゃ振る気にもならないから全部見送るわ、球早くなったら振るから」
今すぐ遅い球に合わせる練習をしろ!という話である、でなければ、ピッチャーが気に入らない時は立ってるだけで年俸が出る球団に移籍しろ!しかし、そんな球団はないのである。
まあ既に球団に多大な貢献をしている大物選手であるなら話は違うのだろうが、僕の様な戦力外ギリギリの選手はとにかく全ての打席に立ち、どんなピッチャーのどんな球でも狙いにいき、1本でも多くヒットを打たないと解雇されてしまうのである。
今日の球が打てなかったのなら試合が終わった後にひたすら素振りだ、寝ている暇など無いのである、ましてやピッチャーの悪口を言っている暇などあってはならないのだ。
動かなさ過ぎやろが。
おい!こら!ボラ出せやボラッ!
ドンドンッ!!
おんのやろっ!出て来いや!ボラ出せっつっとんじゃ!
ドンドンドンッ!!!
おい!聞こえとんのやろ!!こら!!ボラ出せ!!
ワレわかっとんのか?あ゛?
よお見いや、左が先月、な。で、右が今月。
緑んとこ、よお似た動きやな?な?!
こうやろ、そんで。
これが、
こうや。な、わかるやろ?
どうなっとんじゃワレ!こら!いい加減にせえよ!!
ボラ出さんかい!!ボラ!!
ワシも鬼やない、今日の午後までは待ったるでな、出さんかったらどうなるか、
わかっとんのやろな!!
ほななー、また来るでー。
バレンタインに革命の狼煙を上げよ。
毎年バレンタインに対し抵抗運動を展開している社会活動家の僕だが、最も積極的に活動していたのは、やはり大学生の頃である。いつの時代も不平等な社会に憤りを覚えた大学生は、持て余した時間と情熱で腐った社会に革命の風を吹かそうとするものだ。
バレンタインという名の不平等に対し不平や不満を述べているだけでは駄目だ、実力行使すべし、と決起した大学生の僕は、どの女子よりも美味しいチョコを作って配る、というテロ行為に及んだ。
材料を集め練習し時間をかけて黙々と作り上げたそれをバレンタイン当日にバイト先へ持ち込むのだ、そして可愛いラッピングを施したそれを手当たり次第に目についた女子とイケメンに配ってやるのである。
これを口にした女子共は思うだろう「なにこれ私の作ったチョコより美味しい・・・」そして自分の作ったチョコを渡すのが恥ずかしくなれば良いのだ。
これを口にしたイケメン共は思うだろう「何だこれ女子のチョコより旨い・・・」そして今年もらったチョコの中で一番美味しかったのが男の手作りチョコだったという屈辱を味わえば良い。
そうして奴らのバレンタインの記憶に微妙な気持ちを刻んでやるのだ。
革命の旗を掲げよ、志を同じくする諸君が後に続いてくれる事を切に願う。
PS
ホワイトデーには女の子からたくさん手作りお菓子がもらえて嬉しいぞ♡
RSIで日本の未来を予言できるのか ー 少子化問題をテクニカル分析する ー
テクニカルインジケーターの話だ。
インジケーターとは価格の変動を数式に代入し、その結果を視覚的に表示することで過去から現在の値動きを解釈し、究極的には未来を予見しようとするものである。
その中から今回はRSIを用いることにする、RSIは代表的なインジケーターの1つでありトレーダーであればテクニカルトレーダーでなくてもご存じのことと思う。
RSI(Relative Strength Index)は、日本語では「相対力指数」と呼ばれ、一定期間における値動きの強弱を数値で表した指標であり、続きはWEBで!
RSI(Relative Strength Index)の解説|アイネットFXのFXテクニカル解説集
さてRSIは本来、株や為替の価格変動に対して用いるものだが、今回はこれを相場と関係ない数値に適用してみたいと思う。そこからインジケーターについての新たな示唆を得たい、というのが目的である。と見せかけた後から考えた建前である。
相場と関係ない数値として使うのは日本の出生数だ、少子化問題が国をあげて取り組むべき重要課題となっている現在、もしテクニカルインジケーターを用い今後の出生数を予見できたのならば、これは日本の未来を予見するのと同じことである。
さっそくやってみよう。
上が出生数のグラフ、下がRSIだ。出生数は1887年~2015年までの数値である。
これにテクニカル分析を入れてみよう、
①、②
上昇トレンド中のヒドゥンダイバージェンス、上昇継続のサインだ、同時にダイバージェンスも発生しているが、安値の更新も無い段階では無視しても良いだろう。
③
直近で安値を更新してからのダイバージェンス、これは一旦下げる事が予想できる。
④
急激に値を戻すもRSIの戻りが鈍い、天井を付ける可能性を想定しとおいても良い。
⑤
急落により安値を更新したがダイバージェンスが発生している、戻りを期待できる。
⑥
安値割れで下落トレンド入りが明確である。
⑦
下落トレンド入りは本当はこの段階で予想できる、⑤で安値を更新しているので④が天井となり上昇トレンドは終了している可能性があるのだ、そこで一旦戻しているが再び直近の安値を更新した⑦で、これは落ちるかもしれないと判断できる。
⑧
安値圏だがヒドゥンダイバージェンスが発生している、上値の重さを意識させる。
どうであろうか、出生数に対してRSIは機能していると言えるのではないだろうか。
過去の分析から政府は⑦の直近安値を割らせないために政策を打ち出すべきであったと考えられる、⑥の安値を更新してから焦っても遅いのである。これをお読みの内閣府の官僚の皆様は今後、合計特殊出生率などというよくわからない数値は捨ててRSIで分析をしてもらいたい。
1.出生数、出生率の推移|平成27年版 少子化社会対策白書(概要<HTML形式>) - 内閣府
ちなみに⑥は実際1.57ショックと呼ばれ問題になったらしい、特殊合計出生率が1.57になったことからそう呼ばれているそうだ。
⑤は「ひのえうま」の下落ということだ、ファンダメンタルズ的にも⑤のダイバージェンスは買いであったと言える。ベビー用品の在庫を安く仕入れておけば大儲けだ。
丙午の迷信について少し書こうと思ったらすごく長くなってしまったので別記事にした。よろしければ合わせてこちらもご覧いただきたい。
丙午の迷信を怖がる人はヤンデレの魅力をわかっていない。 - あぁ今週も誰とも会話しなかった・・・
ところで現在であるが、相場風に言うのであれば売られ過ぎゾーンである、この場合生まれなさ過ぎゾーンとでも言えば良いだろうか、安値圏であることは間違いないがダイバージェンスも発生しておらず値動きもなくなっている、早晩値を戻すとは考えにくい。
そこで政府に提言だ、相場がこういった値動きをしている時に売り方が最も恐れるのはポジティブサプライズである。安値圏で値動きが長く停滞しているときにポジティブサプライズがあると急激に値を戻すのだ、そのまま上昇トレンドに入ることもよくある。
ちまちました政策に税金を使うのではなくビッグサプライズを狙うべきである、これが成功し上昇トレンドに入ったならば後は何もしなくても勝手に上昇していくものだ。
念のため最後に、これは真面目な顔をして見当はずれのことを延々語るというジョーク記事である。虚構新聞の様なものだ、虚構論文と呼んでもらえれば光栄である。この記事を少子化担当大臣に提出することは構わないが、それによって如何なる事態が生じても、その責任は一切取らない。