あぁ今週も誰とも会話しなかった・・・

専業トレーダー。完全無欠の引篭もり。人と一切の関わりを持たない生活。

友達の結婚と苗字問題。

また女友達が一人結婚した、困った。僕はコミュニケーション能力を前世に忘れてきたタイプの人間なので、いや前世では既に持っていなかった気がする、さらにその前に忘れたか、君の前前前世から僕は君を探しはじめたよ。こうしておくとJASRACからクレームがくると聞いたのでやってみた。

それでだ、何で困るかといえば、僕のコミュニケーション能力は苗字が変わることに対応できないのだ。例えば今までずっと「おい、中村」と呼んでいたとしよう、僕と中村は仲が良いので呼び捨てだ、ところが中村が結婚して佐藤になったとしよう。これを僕は「おい、佐藤」と呼んで良いのかわからない。僕は中村と仲が良いが佐藤って誰だ、知らない人をいきなり呼び捨てにするのか、かといって「あの、佐藤さん」となるのはおかしいだろう、それでは僕と中村改め佐藤との関係性が変わってしまっている。

中村はまだマシな方だ、山田を山ちゃんと呼んでいたとしよう、ところが山田が結婚して佐藤になったとしよう。さ、さ、さとちゃん?いやいやいや絶対違うだろ、もう呼べない。これがもう君を呼べない現象である。

ではもともと名前で呼んでいた場合は問題が無いのだろうか、確かに、呼び方に関しては何の問題もない、そのまま今まで通り呼べばいい。ところが別の困ったが発生する、新しい苗字が全く覚えられないのだ、しばらく経つと記憶から完全に消えてしまう、だって僕は佐藤には興味がないのだから、佐藤とは何の思い出もない、笑いあったあの夏の日の記憶がない、誰だよ佐藤、覚えられるはずがない。なので、えーと、なんだったかな、あー本当に思い出せないな、困った。となるのだ、こちらの現象は何と呼ぼうか、こうしよう、君の名は。僕が今考えた言葉だ、言いがかりはやめてもらおう。

 

そしてこんなことを書きながら昨日送られてきたメールに書いてあった新しい苗字が思い出せない、岡田、岡島、岡本、岡・・・なんかそんな感じだ、困ったと言いながら覚える気が全然ない様だ、だって愛着がわかないのだもの、彼女はその岡何とかさんが好きなのだろうから良い、僕はどうだ、誰だよ岡何とか、岡何とかが挨拶に来たら覚えてやらないこともない。挨拶に来ないのであればお前の嫁をずっと旧姓で呼んでやる。