あぁ今週も誰とも会話しなかった・・・

専業トレーダー。完全無欠の引篭もり。人と一切の関わりを持たない生活。

ヤマト運輸と僕

昨日お風呂の電球が切れてしまったのだが、買いに行くのが面倒くさい、駅前まで行くのが面倒くさい、徒歩10分くらいだが面倒くさい、そもそも家を出るのが面倒くさい。

よしAmazonで買おう、ポチッ、んで夜に頼んで今朝8時に届くと思わないよね、こんなん奥さんに頼むより早いって、奥さんに夜になってから電球切れたって言ったら、はぁ?何でこんな時間に言うの?って言いつつも翌日には買ってきてくれるだろう、しかし、朝の8時には買ってこないだろう、きっと昼頃だ。まあ奥さんいないが。

そのくらい素晴らしい仕事の速さなんだけれども、残念な事に受け取る側が全く素晴らしくない人物なので完全に寝ている、しかも起きたくないから居留守ときた。さて、起きた、外は雨だ、うわぁ申し訳ない事をしたな、と思うものの同時に不在票を取りにポストまで降りるのが面倒くさいと思っているので、本当に申し訳ないと思っているのかは甚だ疑問だ。お、携帯に不在着信だ、これはヤマトの方に違いない、これに掛けちゃえ。

「はい、ヤマト運輸〇〇です」

んー、荷物が届いてたことは居留守をしてたから知ってるけど、いきなり再配達の話をすると、お前何で知ってんだ、ってなるよな。

「えー、朝お電話いただいたみたいなんですけどー」

「あ、お荷物配達させていただいたんですが、お留守の様でしたのでお電話1本入れさせて頂きました、今日お帰りは何時頃になりますか?」

お帰り、お帰りかー、家を1歩も出てないから帰らないなー、そんなこと言えない、ここは仕事に行ってる風にしよう、でもあまり遅いと再配達してもらえないかもしれない、仮に5時で仕事が終わるとして、

「6時頃には帰ってるかと思います」

「では、本日6時以降で再配達させていただきますので」

「よろしくお願いしますー、すいません」

あのね、朝から雨の中ですよ、8時前から働いている方がですよ、寝てた奴に再配達してやる必要なんて全くないですよ、しかもこいつはポストに行くのも面倒くさいとか言って、再配達の紙は未だにポストに入ったままですよ、その上だ、荷物の中身は買いに行くのが面倒くさいから注文した風呂場の電球1個ですよ。

お前は今から自分で買いに行け!この電球は俺の風呂に付ける!って言われても文句は言えない、申し訳ございません、つまらないものですが電球は差し上げます、と言わざるを得ない。

だが、そんなことは一言も言わずに届けてくれるのだ、なるべく不快な気持ちにしない対応をしなければ、事実には不愉快になる要素しかない、ここは設定を考えてその様に振舞おう、朝は仕事に出ていたのだ、今は帰宅した直後である、僕も一日働いて来たところだ、荷物はとても重要なものだ、そうだな、先日ピラミッドから発掘された古代エジプト時代の風呂場の電球ということにしよう、これなら近所の電気屋には売っていない、届ける価値があるものだ。Amazonが箱に余計な事を書いていないことを願う、パナソニック、これパナソニックって書いてあるけど、いやその、古代エジプトのですねパナソニック王朝というのがありましてですね、EFG22は発掘された際の識別番号でして、よし、今からそういう役作りに入ってスーツで待機しよう、そうしよう。

 

そんなこんなでAmazonで日用品を注文すると必ず、これで良いのか、世の中何か間違ってはいないか、という微妙な気持ちになる。まあ間違っているのは世の中ではなく僕の生き方である可能性は高い。