あぁ今週も誰とも会話しなかった・・・

専業トレーダー。完全無欠の引篭もり。人と一切の関わりを持たない生活。

72億分の1の幻想

交通事故で死ぬ確率
1万分の1

誰かに殺される確率

20万分の1

飛行機が墜落する確率

100万分の1

外出中に雷に打たれる確率

400万分の1

宝くじ当選確率

1000万分の1

二人の男女が出会う確率

72億分の1

出会えた奇跡。

72億分の1の奇跡!

いやいやいやいや、おかしいだろ、どう考えてもおかしいだろ。

むしろ考える余地もなくおかしいだろ。

数字に弱いとかとは次元が違う、

これを36億分の1って言っちゃうなら、まあね、思考は読める。

もしくは、二人の男女じゃなく流行りのBLTみたいなやつ、

何だっけあれ、思い出せないけど、BLTはベーコンとレタスとトマトだけど。

男でも女でもいけますよ的な、それだったら72億分の1、まあ、うん、がんばれ、くらいの事だけど。

二人の男女が出会う確率、

72億分の1、

これは、読めない、どう考えたらそうなったのか皆目見当が付かない、

まさに奇跡。

この文章が生み出されたことが72億分の1の奇跡だと言っても過言ではない。

 

こうしよう、

A、B、C、D、E、a、b、c、d、e、10人の男女がいる。

 

二人の男女が出会う確率を求めよ。

 

まあ、そもそもこれでは解きようがない。なので、

 

二人の男女が出会う確率を求めよ。

(ただし各々は人生でちょうど3人と出会う(※1)こととする。)

 

これで解ける(※2)のだが、おそらくこれではポエムの本来の意図とズレてしまう。

ポエムの言わんとすることは、ある特定の二人の男女が出会う確率であろう。

 

二人の特定の男女が出会う確率を求めよ。

(ただし各々は人生でちょうど3人と出会うこととする。)

 

これで問いとしては成り立つのだが、正直めんどうくさい、なぜならこの場合、私と無関係なところで私を含まない特定の男女が出会う場合も含まれてしまうからだ(※3)。

 

もうハッキリこうしよう、

二人の特定の男(私)女(貴方)が出会う確率を求めよ。

(ただし各々は人生でちょうど3人と出会うこととする。)

 

どうせポエムが言いたいのもそういうことでしょ、私と貴方が出会った72億分の1の奇跡って言いたいんでしょ、言っとくけどな、違うから!

 

いい加減答えを出そうか、

私、B、C、D、E、貴、b、c、d、e、10人の男女がいる。

この中から私と貴方が出会う確率を求めよ。

(ただし各々は人生でちょうど3人と出会うこととする。)

 

、B、C、D、E、、b、c、d、e

私の人生において私は私を除く9人の中から3人と出会う、

その出会い方は全部で、9C3 通りだ。

次に、私が貴方と出会う場合の数は、

1×8C2=8C2通りだ。

つまり、私が貴方と出会う確率は8C29C3=1/3

3分の1である。

 

 

 

さて、実際は72億人の中から二人の男女が出会う確率を求めるのだが、

人生で出会う人数は3万人らしいので、それを使うとする、

さらにここでも二人の男女というのは私と貴方だということにしよう。

 

求め方は同じだ、1/239999になる。

およそ、24万分の1だ。

誰かに殺される確率と同じくらいで飛行機事故よりは断然あいやすい、だいたいの人間は妥協をするので、貴方ではない貴方を貴方だったということにするので、殺されるよりも結婚する人の方が多いのだろう、

妥協を許さず貴方に出会いたいのであれば、それは誰かに殺されるよりも少し難しいが、飛行機事故にあうよりは簡単だ、個人的には納得のいく確率なのではないかと思う。

 

ところで男女両方いける方は2倍と思われがちだが、特定の異性と出会う確率と特定の誰かと出会う確率は、求め方が同じである、当たり前だが特定の同性と出会う確率も同じである、特定の誰かが異性だろうと同性だろうと数学上なんの違いもないのだ。真に差別のない世界とはこういう世界だろうと僕は思う。

 

これは久しぶりに綺麗にまとまった、そうですよ、最初から差別の話がしたかったんですけど何か問題ありますかね。

 

 

※1

書き終わってから10人の人間が各々ちょうど3人と出会うのは不可能だと気づいた、各々がちょうど3人と出会うということは4人組を作るのと同意なので、全体が4の倍数でないとマズかった。

 

※2

世界の中で二人の男女が出会っていれば良いのであれば、

10人は間違っていたので12人にするが、

A、B、C、D、E、F、a、b、c、d、e、f

この12人を4人組に分けて、その組の中に1つでも男女共に含まれている組があれば良い、 ということになる。

例えば、

A、B、C、D/E、F、a、b/c、d、e、f

こういう出会い方になったとしても真ん中の組では男女が出会っているので、二人の男女が出会う、は成立している。

つまり、この場合、どう組み分けしても必ず1組は男女が共に含まれてしまうので、

二人の男女が出会う確率は1だ、100%だ、必ず出会う。

 

人数比を変えれば出会わないこともあるが、条件が厳しく、例えば

A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、a

極端にバランスを崩しても

A、B、C、D/E、F、G、H/I、J、K、a

 出会ってしまうのだ

 A、B、C、D/E、F、G、H/a、b、c、d

こういう場合しかない。

要するに現実の世界でも二人の男女が出会う確率は限りなく1に近いということだ。

 

※3

これめんどくさい、まず特定の二人を決める場合の数が入って、そこから組み分けして、各組の中に最初に選んだ特定の二人が入っている場合をだして、みたいな感じか。

まあ、何にしろこれも24万分の1よりはだいぶ大きい数になるけどな。へっ!