ピッチャーが悪いから打てません。
昨日の朝ボラの取り立てに行ったところ、NYタイムにボラを出して来た。
やはりボラを隠し持ってやがったのだ、油断ならない奴である。
しかし、本来こんな事を言っていては駄目なのだ。
今日は自戒の念を込めて、自分に対する反省文としよう。
「相場が悪い」というのは最悪の言い訳である、まだ「RSI使えね」の方がマシだ。
インジのせいにするというのは野球で言えば打てないのをバットのせいにしているのと同じだろう、それもどうかと思うが、相場のせいにしているのはもっと駄目だ、相場のせいにするのは打てないのをピッチャーのせいにしている、最悪である。
「今日のピッチャー何あれ?緩急とか付けてくんのうざい、やめて欲しい」
「あのフォーク落ちすぎ、あんなに落ちるとか無いわ、マジくそ」
「高めの球しか投げないとか馬鹿かよ、高め高め低めだろ普通、馬鹿過ぎて打てんわ」
直ちに戦力外通告すべきだ、こいつは絶対に打てる様にならない。
一昨日の僕がこいつと同じである、
「今日のピッチャー球が遅すぎ、あれじゃタイミング合わん、もっと早く投げろよ」
「あの球じゃ振る気にもならないから全部見送るわ、球早くなったら振るから」
今すぐ遅い球に合わせる練習をしろ!という話である、でなければ、ピッチャーが気に入らない時は立ってるだけで年俸が出る球団に移籍しろ!しかし、そんな球団はないのである。
まあ既に球団に多大な貢献をしている大物選手であるなら話は違うのだろうが、僕の様な戦力外ギリギリの選手はとにかく全ての打席に立ち、どんなピッチャーのどんな球でも狙いにいき、1本でも多くヒットを打たないと解雇されてしまうのである。
今日の球が打てなかったのなら試合が終わった後にひたすら素振りだ、寝ている暇など無いのである、ましてやピッチャーの悪口を言っている暇などあってはならないのだ。